メディアワークス主導のマルチメディア企画を、「ニニンがシノブ伝」や「ドッコイダー」などで名を挙げた気鋭のアニメスタジオ「ユーフォーテーブル」がアニメ化。
テレコムがアニメ化した「双恋」の方とは、キャラクターが共通しているだけで、ストーリーは別物です。
衝撃的な作画枚数でアニメファンの度肝を抜いた第1話を除いて、基本的に探偵の主人公「双葉恋太郎」(ていうか恋太郎って・・・・・)とその助手である双子の少女、「白鐘沙羅・双樹」とのまったりとした日常を、繊細で叙情的に描いています。
テレコム版の「双恋」が、老舗らしく手堅く纏めた作風であったのに対し、こちらはスタッフが若いせいか、とにかく言いたいこと、やりたいことが山盛りで、毎回毎回手をかえ品をかえの凝った演出で、観る者を飽きさせません。ただ、ストーリーに関しては、「出会い」と「別れ」の話が何度か繰り替えされて、喪失の悲しみを何回も見せられるため、途中からやや食傷気味にも感じられました。
とは言え、この若さ、不器用さ、汗くささが本作の特色であり、人生のある一定の時期にしか出せない輝きであることもまた確か。カブで無理矢理カーチェイスを演じてしまう第1話の沙羅双樹は、恐らくスタッフの等身大の姿だとおもいます。
すごくエネルギー効率の悪い本作ですけど、その青臭さを我が事として受け止められる若い世代、そしてそれを咀嚼して飲み込める老成したアニメファンには、傑出した作品となるとおもいます。
沙羅双樹のファンは当然として、作画マニア、演出マニアはマストバイ。あと、作家の村上春樹氏のように、双子に両脇から挟まれる事を無上の喜びとするような、双子マニアなら萌え死ぬこと必死!。
第1話 コロッケとヘリと地下ボクシングと私
【Veoh01】
第2話 ノーネーム・デイ
【Veoh01】
第3話 エメラルドマウンテン ハイ
【Veoh01】
第4話 ニコパク ラプソディ
【Veoh01】
第5話 7 DAYZ (...and Happy Dayz)
【Veoh01】
第6話 どうして好きなのに別れちゃったの?
【Veoh01】
第7話 双葉恋太郎最初の事件
【Veoh01】
第8話 サはさよならのサ
【Veoh01】
第9話 フタコイ
【Veoh01】
第10話 クマのように舞い、イカのように刺す
【Veoh01】
第11話 燃える二子魂川
【Veoh01】
第12話 光ある場所へ
【Veoh01】
第13話 3人でいたい
【Veoh01】
押そぉおぉい
2008年8月24日日曜日
フタコイ オルタナティブ
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